アプリのキーワード選定のやり方
最終更新:2026年6月12日|AppLupe編集
ASOの成果はキーワード選定でほぼ決まります。どれだけメタデータを丁寧に書いても、狙う語が間違っていれば流入はゼロのままです。この記事では、候補の集め方から絞り込み、配置までの実践手順を解説します。
キーワード選定の全体像
選定は「広げる→絞る→配置する」の3工程です。よくある失敗は最初から「これだ」と決め打ちすること。まず50〜100語の候補を機械的に集め、データで絞り込む方が、思い込みによる取りこぼしを防げます。
工程1:候補を広げる(4つのルート)
①サジェスト:ストアの検索窓に「家計簿」と打てば「家計簿 簡単」「家計簿 夫婦」のような実際に検索されている複合語が出ます。主要語ごとに全部メモします。
②関連キーワード:AppLupeで主要語を検索すると、Appleのデータに基づく関連語がボリューム付きで一覧表示されます。サジェストより網羅的に拾えます。
③競合の流入語:同ジャンルのアプリがどの語で順位を取っているかを調べます。とくに「自分と同規模の競合」が取れている語は、自分にも取れる再現性の高い候補です。
④ユーザーの言葉:レビュー・問い合わせ・SNSでユーザーが使う表現を拾います。「続かない」「三日坊主」のような悩み語は、開発者の頭からはまず出てきません。
工程2:絞り込む(関連性>ボリューム>難易度)
絞り込みの優先順位を間違えると事故ります。最優先は関連性です。その語で検索した人が自分のアプリを求めているか。ズレた語はボリュームがあってもダウンロードされず、CVRの低下はアプリの評価シグナルにも悪影響です。
次にボリューム。Apple公式の人気度(SP)で需要の大きさを確認します。最後に難易度。その語の検索上位10アプリの評価数を見て、自分の評価数で食い込める土俵かを判断します。評価数万件のアプリが並ぶ語は、現時点では捨てる勇気も必要です。
実例を挙げると、「ダイエット」はSP74の激戦区、「ダイエット 記録」は中間値49の現実的な戦場、さらに細かい「食事 記録 シンプル」級になると公式データは5(デッドゾーン)ですが、新規アプリが最初に1位を取れるのはこの帯域です。この「ボリュームの階段」を意識して、下から登る設計にします。
工程3:配置する(枠ごとのルール)
タイトル(30文字)には最重要の1〜2語。検索への影響が最も強い枠です。サブタイトル(30文字)には準主力の語を、ユーザーに価値が伝わる文に織り込んで。キーワードフィールド(100文字)には残りの候補を単語単位・カンマ区切りで詰めます。
鉄則は3枠で語を重複させないこと。同じ語を2回入れても加点はなく、純粋に枠の無駄です。また、Appleは単語を自動で組み合わせるため、「家計簿,簡単」と入れれば「家計簿 簡単」にもインデックスされます。複合語をそのまま入れる必要はありません。
選定後の運用
配置した語が全部当たることはありません。アップデートごとに、順位がつかなかった語・流入が発生しなかった語をキーワードフィールドから外し、次の候補と入れ替えます。キーワードフィールドを「実験枠」、タイトル・サブタイトルを実績の出た語だけが昇格できる「殿堂枠」と考えると、運用がシンプルになります。
狙い目キーワードを自動で探す →よくある質問
Q. 候補は何語くらい集めれば十分ですか?
50〜100語が目安です。それ以下だと絞り込みの母数が足りず、思い込みの選定になりがちです。サジェストと関連語をまじめに拾えば1〜2時間で集まります。
Q. 英語のキーワードも入れるべきですか?
日本のユーザーが実際に英語で検索する語(TOEIC、Vlogなど)なら入れる価値があります。単なる機能の英訳は日本のストアではほぼ検索されません。
Q. 季節キーワードはいつ仕込むべきですか?
需要が立ち上がる1〜2か月前です。審査とインデックスのタイムラグを考えると、例えば正月需要(家計簿・日記など)は11月中の仕込みが理想です。
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