デッドゾーン(SP5問題)|カテゴリ:キーワード戦略
デッドゾーンとは、Apple Search Adsの人気度(SP)が一律「5」と表示される低ボリューム帯のことです。この帯域では公式データだけで語同士の需要を比較できません。
SPは5〜100のスコアですが、実際には一定以下の検索量の語はすべて「5」に丸められます。ロングテール戦略を取る小規模アプリにとって、まさに主戦場となる帯域のデータが見えないのが、App Store版ASOの長年の課題でした。
AppLupeでは、サジェストの出現状況などの間接シグナルから独自モデルでデッドゾーン内のボリュームを推定し、「~12」のように推定値として表示します。SP5の語同士でも、どちらがより検索されているかの比較が可能になります。
下の表の語はすべて公式SPが「5」です。この帯域では公式データだけで語の優劣を判断できません。AppLupeでは、Appleのレコメンド系APIが返す中間値(公式SPより粒度が細かい実データ)と、サジェストの出現パターンによる独自推定を組み合わせてこの帯域を補完しています。例えば「メモ 無料」は公式SPでは5ですが、中間値では18相当の需要が観測できます。
| キーワード | 公式人気度(SP) |
|---|---|
| お薬手帳 家族 | 5(デッドゾーン) |
| 読書 記録 シンプル | 5(デッドゾーン) |
| 家計簿 袋分け | 5(デッドゾーン) |
※ 2026年6月時点・AppLupe実測(Apple Search Ads由来データ)。スコアは変動します。
新規・小規模アプリの主戦場はまさにこの帯域です。公式SPが5だからと候補から外すのは早計で、サジェストに出てくる・競合が説明文で繰り返し使っている・レビューに頻出する、といった間接シグナルがある語は実需があります。デッドゾーン語を5〜10個まとめてメタデータに仕込み、App Analyticsの検索クエリレポートで実際に流入が発生した語を確認して残す——という「撒いて観測する」運用が現実的です。
Q. デッドゾーンの語は捨てるべきですか?
捨てるのは早計です。SP5は「測れない」だけで「需要ゼロ」ではありません。サジェストに出る語なら実需がある可能性が高く、新規アプリにはむしろ主戦場です。
Q. デッドゾーン内の語の需要はどう比較しますか?
AppLupeでは、Appleのレコメンド系データの中間値とサジェスト出現パターンによる独自推定で、SP5の語同士でも需要の差を表示できます。