ビッグワード|カテゴリ:キーワード戦略
ビッグワードとは、検索ボリュームが非常に大きい1語のキーワードのことです(例:「ゲーム」「家計簿」「英語」)。流入の天井は高い一方、上位表示の難易度も最高クラスです。
ビッグワードの上位は、ダウンロード数・評価数で圧倒的な実績を持つ大手アプリで占められています。新規・小規模アプリがメタデータの工夫だけでビッグワード上位に入るのは、現実的にはほぼ不可能です。
定石は、ビッグワードを「含む」複合語(ミドル〜ロングテール)から取りはじめ、実績がつくにつれて段階的に大きい語へ挑戦していく戦略です。自分のアプリの現在の実力で「勝てる土俵」を見極めるために、検索ボリュームと上位アプリの強さをセットで確認しましょう。
下の表は日本のApp Storeにおける代表的なビッグワードの実測スコアです。この帯域の語は検索結果の上位が数万〜数十万件の評価を持つ大手アプリで固定されており、メタデータの工夫だけで食い込むのは困難です。
| キーワード | 公式人気度(SP) |
|---|---|
| ゲーム | 85 |
| 漫画 | 81 |
| 音楽 | 75 |
| カメラ | 76 |
※ 2026年6月時点・AppLupe実測(Apple Search Ads由来データ)。スコアは変動します。
無視するのではなく「複合語の部品」として使うのが正解です。「ゲーム」単体では勝てなくても「ゲーム 録画」「ゲーム ボイスチャット」なら土俵に立てます。ビッグワードをタイトルやキーワードフィールドに含めておくと、Appleが自動生成する複合語の組み合わせに乗れるため、間接的な価値もあります。
ビッグワードのスコアは、ジャンル全体の需要規模を測る物差しとしても使えます。例えば新ジャンルのアプリを企画する際、関連するビッグワードのSPが軒並み低いなら、そもそもストア内に検索需要が乏しいシグナルです。逆にSPが高いのに決定的な定番アプリが不在のジャンルは狙い目です。個別の順位争いだけでなく、市場選びの段階からボリュームデータを使いましょう。
Q. 新規アプリでもビッグワードをメタデータに入れるべきですか?
入れるべきです。単体で上位は取れなくても、複合語(「ゲーム 録画」等)の部品として機能します。期待値の問題で、ビッグワード単体の順位を目標にしないことが重要です。
Q. ビッグワードで上位のアプリはどうやってそこに入ったのですか?
多くは長年のダウンロード実績・評価の蓄積、もしくはテレビCM等のストア外マーケティングによる指名検索の力です。メタデータの工夫だけで到達したわけではありません。